Valerie Carter

去る3月4日に亡くなった1970年代のアメリカ西海岸の音楽シーンを語るとき欠かせない女性シンガー、ヴァレリー・カーター。 ジャクソン・ブラウン、ジェームス・テイラー、ローウェル・ジョージ、ドン・ヘンリー、クリストファー・クロス他枚挙にいとまがないほど数多くのアーティストのセッションやライブに主にコーラス、サイドボーカルとして参加しつつ、寡作ながら良質なソロアルバムをリリースしてきた彼女。70年代に残した「愛はすぐそばに」「ワイルド・チャイルド」の2作が有名だが、1996年に18年ぶりにリリースしたアルバム「The Way It Is」が、最新リマスターの上、UHQCD仕様および今また愛好家の増えているアナログ盤にて再発されることが決定した。 80年代はあまり表舞台には出てこなかった彼女が、新たなスタートを切るべく満を持して当時発売されたこのアルバム、ジャクソン・ブラウン(M2に参加)、リンダ・ロンシュタット(M6)、ジェームス・テイラー(M6,7)、フィービー・スノウ(M3)ほか豪華ゲストも参加して彼女の復活に花を添えている。ジャクソン・ブラウン、ローウェル・ジョージとヴァレリーの共作曲でジャクソンの人気曲である「ラブ・ニーズ・ア・ハート」をジャクソンをバッキングボーカルに迎えて初録音していたり、FM局で好反応で迎えられたアース・ウインド&ファイアの「暗黒への挑戦」のカバーなど、ブランクを感じさせるどころかより深みを増した歌声とシンプルなサウンドプロダクションで、ソウル、ロック、フォークなどのジャンルを包括したアダルトコンテンポラリーの傑作といえる作品となっている。近年は入手困難のためオークションでも高値がついていた。 今回の復刻では更にUHQCD、LPともにボーナストラックとして、やはり現在入手困難なミニアルバム「Find A River」の全収録曲5曲を追加。1998年にリリースされたこのミニアルバムは、ニール・ヤング、プリンス他5曲すべてカバーバージョンで構成され、マーク・ゴールデンバーグのプロデュースによる浮遊感漂うスペイシーなサウンドとヴァレリーのエモーショナルな歌声のマッチングが魅力の小品ながら評価の高かった作品。 アナログ盤については今回が初のLP化のため、コレクターズアイテム化は必至。CDとは別ジャケット仕様。ともに天辰保文氏の追悼文&ライナーノーツ、歌詞、対訳付。

DISCOGRAPHY

The Way It Is/Find A River

●UHQCD
PCCY-50083
[税込定価] ¥3,240
Valerie Carter
●LP (2枚組)
PCJA-00068
[税込定価] ¥5,400
Valerie Carter
[品番]
UHQCD:PCCY.50083
LP:PCJA.00068
[発売日]
17年6月21日

[収録楽曲]

1.The Way It Is
 ザ・ウェイ・イット・イズ
2.Love Needs A Heart
 ラヴ・ニーズ・ア・ハート
3.That’s the Way Of The World
 暗黒への挑戦
4.Blessing In Disguise
 ブレッシング・イン・ディスガイズ
5.Into The Mystic
 神秘の中に
6.Birds
 バーズ
7.I Say Amen
 祈り
8.Who Is She(And What Is She To You)
 フー・イズ・シー
9.When The Blues Come To Call
 ホエン・ザ・ブルース・カム・トゥ・コール
10.I Wonder Why
 アイ・ワンダー・ホワイ
11.Sea Of Stars
 シー・オブ・スターズ
12.Whistle Down The Wind
 ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド
(以下ボーナストラック)
13.After The Gold Rush
 アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ
 ※オリジナル:ニール・ヤング
14.Crazy You
 クレイジー・ユー
 ※オリジナル:プリンス
15.Tomorrow Morning
 トゥモロウ・モーニング
 ※オリジナル:ザ・ブルー・ナイル
 (ポール・ブキャナン)
16.Happiness
 ハピネス
 ※オリジナル:ザ・ブルー・ナイル
 (ポール・ブキャナン)
17.Find A River
 ファインド・ア・リヴァー
 ※オリジナル:ローウェル・ジョージ
 (フレッド・タケット)